2010年3月アーカイブ
僕は恋愛していた。
駅から学校まで、学校から駅まで、時には彼女の家まで。
一緒に歩いていた。
誰もいなくなったら手をつないだりして。
交換日記もしたりした。
お互いのロッカーにノートを置いてくる。あどけないロッカーが僕らには真っ赤なポストのように見えていた。
休み時間になるたびに彼女の教室までなにげなく彼女の様子を見に行く。
これをなにげなく毎時間ごと毎日していた。
もちろん、彼女のことを好きだった。
でも、どこか不安もあった。
やはり、坂本君の存在がちらついて仕方がなかった。
もしかしたら・・・まさか・・・実は・・・。頭がくるくる回っていた。
だから、そのためにも彼女を見ていたかった。
嫉妬を覚えた17年前のこと。