books

超定番の一冊。
著者は超ベテランの経営コンサル(今は経営者)で、ビジネスのプロ中のプロ。
最近やっと読んで、読了後に「この本を読んでよかった」としみじみ思った。

赤字事業を2年で立て直し、V字回復を成し遂げたという、実話に基づいた小説。
僕は、今取り組んでいる経営理念づくりの参考にしようと思って読み、やはり一度ワークショップ的な方法で、所員の時間をとってもらい、課題出しを徹底的にした方がいいかなと実感。

その他にも、どうやってモチベーションを維持し、人をマネジメントしていき、企業を変えていくのか。勉強になることしきり。
実際の企業で行われたやりとりをモデルに書いてあるので、迫力があり、読みものとしてもグイグイ引き込まれる。
主人公の黒岩が幹部や管理職に向かって不退転の決意を述べる場面は鳥肌モノでした。
もっと強い思い、覚悟で仕事にあたろうと、モチベーションがグンと上がった。

他の人が書いた書評ブログを読んでいると、何度読み返しても新しい知見が得られ、毎回新鮮な驚きがあるらしく、「企業再生の最高のテキスト」といった感想が多いようです。

「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」(マーカス バッキンガム,ドナルド・O. クリフトン著)という本を読みました。
著名経営コンサル勝間和代さんが「☆☆☆☆☆(五つ星)」と評価していたので、ついつい買ってしまった。

この本のテーマは、自分の才能・強みは何かということ。
たまーに考えますが、自分に超やさしい僕は、自分の中での独断と甘えに満ちた目で自己評価しています。

しかーし。
この本は、米国ギャラップ社の「ストレングス・ファインダー」というwebへのアクセスIDがついていて、読んだ人は、アンケートに答えることで、34に分けられた資質の中から、もっとも自分の中で強くでている「5つの強み」を見つけることができます。
ストレングス・ファインダーは、200万人のインタビュー調査を基にした分析だそうで、この結果をみたうちの奥さんのコメントは「そのまんまやね!!!」
ということで、僕の強みは「学習欲、収集心、包含、社交性、親密性」らしいです。

診断結果は、下のような文章(抜粋)で書かれてます。

学習欲
あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します…

収集心
あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に生き生きとさせるのです。そしておそらくある日、その中に役に立つものが出てくることでしょう…

包含
「もっと輪を広げよう。」これはあなたが人生の基本としている信念です。あなたは人々をグループの中に包含し、その一員であると感じさせたいのです。選ばれた者だけのグループを好む人たちとは正反対です。あなたは、本能的に寛容性を持っている人です。人種、性別、国籍、性格や宗教がどうであれ、あなたは人をほとんど批判しません。人は基本的に皆同じであるという確信に基づいています。人は、皆同じように重要なのです…

社交性
あなたは知らない人と出会い、彼らにあなたを好きにさせることに挑戦するのが大好きです。あなたは見知らぬ人を怖がることがめったにありません。むしろ、あなたは見知らぬ人に元気付けられます。あなたは彼らに惹かれるのです。あなたは何を話せば良いかを常に心得ているだけでなく、知らない人に近づくことを本当は楽しんでいます。なぜなら、一歩を踏み出して人との関係を作ることから、あなたは大きな満足を得るからです…

親密性
親密性という資質は、あなたの人間関係に対する姿勢を説明します。 簡単に言えば、親密性という資質によって、あなたは既に知っている人々とより深い関係を結ぶ方向に引き寄せられます。あなたは親しい友人のそばにいてこそ、大きな喜びと力を得るのです。あなたは親密であることに心地よさを感じます。一旦最初の関係ができあがると、あなたは積極的にその関係をさらに深めようとします…


就職活動中の後輩がいたので、自己分析の役に立つかもしれないと思って、この本を紹介してみました。
アンケートに回答するのは30~40分程かかりますが、話のネタにやってみる価値はありかな。

友人ero-k氏のブログやコメントを見ていて、「ハイコンセプト」(ダニエル・ピンク著、大前研一訳)という本を思い出した。
表紙カバーに、大前研一氏の顔がドアップで載っています。
著者よりも存在感有ります。

内容は、こんな感じ。

未来を生き抜くためには、第一の波:農耕社会、第二の波:産業社会、第三の波:情報化社会、の先にある「第四の波:コンセプチュアル社会」に対応した能力を身につける必要があり、左脳的な人材よりも右脳的な能力・センスを持った人材が求められる。

右脳的な能力として、「ハイ・コンセプト」と「ハイ・タッチ」な能力がある。
ハイ・コンセプトな能力とは、芸術的・感情的な美を創造し、周囲とのやりとりで臨機応変に応対し、相手を満足させる話ができる能力、アイデアを組み合わせて斬新な新しいものを生み出す能力等々…。

ハイ・タッチな能力とは、他人と共感し、人間関係の機微を感じ取れる能力。自分自身の中に喜びを見出し、他人にもその手助けをしてやれる能力、ありふれた日常生活の向こうに目的と意義を追求できる能力等々…。

「第四の波:コンセプチュアル社会」の到来により、今後求められる感性は、
①機能だけでなく「デザイン」
②議論よりは「物語」
③個別よりも「全体の調和」
④論理ではなく「共感」
⑤まじめだけでなく「遊び心」
⑥モノよりも生きがい
であり、その感性のある人間、企業が活躍する世の中になる。

デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい。。。
これはほんと、仕事をしていく中でも感じることが多いので、結構すんなり読めた。
豊かな社会になったからこそ、モノの機能だけでなく、デザインセンスやモノの裏側にある物語に対してお金が支払われる。淡々と業務を遂行していくだけではなく、膝をつき合わせて共感しながら問題を解決していく人間が望まれている…。
気楽な僕は、広い視野と遊び心を持って、センスや人間力を磨いていけば、いつか道は拓けると解釈しよう(単純)[emoji:e-257]

最近、食べ物の“旬”について興味があります。
独身時代は外食がほとんどだったこともあり、これまで旬をあまり意識せずに生きてきたので、魚にしろ、野菜にしろ、恥ずかしながらあまり旬が分からないんです。

でも、結婚して家庭の料理を食べるようになって、何故か野菜をはじめとした食物の“旬”にこだわりが出てきました。その理由は多分三つあります。
一つは、前原・周船寺方面の「伊都菜彩」や「おさかな市場」、「博多じょうもんさん周船寺市場」などの直売所が嫁さんの職場の近くにあって、そこで旬の野菜を手頃な価格で手に入れることができるということ。そして二つ目は、スーパーには一年を通じて様々な野菜が売っているけど、直売所には、旬の野菜以外は数が少ない・値段も高いので、旬の野菜を買うことが自然と多くなること。そして、三つ目は僕が農業や直売所というものを前よりも意識し、興味を持って見るようになったということ。八百屋やスーパーの前を通りかかると、どうしても野菜の値段を見て、「ここの店はちと高い!」などと、まるで主婦のような視点で見てしまいます。

今更ながら、旬の野菜が持つ元気さというか、歯ごたえ、甘みが違うことを実感でき、お値段も安いことに驚かされます。旬を知らないままでも全く不自由なく生活を送ることができるなかで、旬の物にこだわった食生活を送ることは、ちょっとした贅沢というか、面白い遊びだなぁと思うようになりました。

そんなこんなで、最近我が家では、食材の“旬あてクイズ”のようなものが小さなブームです。

野菜の旬についての問題は、『青果店「築地御厨」直伝野菜の選び方、扱い方』 という本を見ながら出題しています[emoji:e-257]この本は、無肥料・無農薬野菜を卸す青果店「築地御厨」の代表・内田悟さんが書いた本で、野菜の種類別に、「①その旬はいつか」、「②どんな状態の野菜が美味しいのか」という、野菜の目利きの技術をまとめてあります。

加えて、内田さんは元フレンチのシェフらしい。
なので、「③旬の野菜の美味しい料理法・レシピ」まで書いてあり、一石三鳥な感じの本でした。
ただ、紹介している野菜の種類が多くないので、「カラー完全版 日本食材百科事典」も併用しながらってのがオススメです。


昨年、入社して初めて農業分野の仕事に関わり、
その面白さが少しづつわかってきました。


初めて農業分野の仕事をするにあたって、
農業行政や農業ビジネスに関わる本を色々と読みました。
そのなかで特に面白かったのが、
「セミプロ農業が日本を救う」
という本。


新聞などでは、国は農地の集約や効率化を進めており、
大規模農家を優遇する方向と書いてあります。
その結果、農業の国際的な価格競争力は若干強くなり、
自給率も少しは上がるのでしょうが、
中国の人件費の安さや、欧米のような大規模集約型農業に勝てるのか…。
また、小規模の農家の人たちはどうなってしまうのか…。


そのことについて、本書では、リタイアした団塊の世代や
農家の暮らしに憧れる都市住民の労働力やノウハウを活かし、
「現在直売所で発揮されている競争力」

を軸に構想すべきだと言っています。


直売所で発揮されている競争力とは、
生産出荷体制の情報化であったり、
農家の方々が実体験を通して、ビジネスとしての野菜取引に習熟したり、
生産者情報の提示や味のあるパッケージングなど
商品の付加価値を上げる方法であったり…。


愛媛県の内子町にある直売所「フレッシュパークからり」では、
POSによる生産出荷管理システムが導入されていて、
農家のおばあちゃん達が携帯電話を片手に
直売所の在庫をリアルタイムで見ているらしいですよ。
一度行って見てみたいものです。


北部九州の直売所で考えると、福岡都市圏の
アジアに近いという立地を活かして
「付加価値のある安全な野菜を中国やアジア各国の富裕層に輸出すれば」
といった妄想も広がります。


ところで、昨日の西日本新聞に、
「福岡県がJAと連携して、アジアに野菜を出荷する会社をつくる」
というニュースが載っていました。
福岡県、フットワーク軽いっす。

2008年2月13日
県産輸出増へ貿易会社 福岡県とJA設立へ 販路拡大や所得向上狙う


イチゴ「あまおう」や八女茶など福岡県産の農産物の輸出を促進するため、同県やJAが新しい貿易会社を設立することが12日分かった。新会社は海外市場の開拓を進めるとともに、農協から直接、海外の輸入業者に商品を流通させ、小売価格引き下げや県内農家の収入増につなげる。「自治体が輸出会社の設立に携わるのは全国的にも珍しい」(同県)という。

 計画では、貿易会社は農産物主体の輸出専門の株式会社。資本金は5000万円で、県は5%の250万円を出資する。県は県内のJAなど農業団体に出資を働き掛け、2008年度中の設立を目指す。

 現在は生産農家から海外の小売業者に届くまで、国内の卸売市場や輸出業者などの中間業者が介在。季節によっては香港での県産イチゴの小売価格が国内の2、3倍となるなど、割高な価格設定が販路拡大の阻害要因となっているという。県は、貿易会社の設立で中間業者を省き、海外での小売価格を下げるとともに、農家の所得に還元し、輸出意欲を高めたい考えだ。

簡単な書評を兼ねて、10冊ほど。

●ウェブ系読みもの●
ウェブ時代をゆく:梅田望夫

いずれ、書評を書きたいと思いながら、年を越してしもうた…。

ウェブがつくる新しい郷土:丸田一
地域情報化の現状と、これからの展望について、都市計画の専門家が書いた本。
SNS等を使ったコミュニティづくりの計画は、「ウェブ上の都市計画」とでも呼べるかもしれません。

ソーシャルウェブ入門:滑川海彦

●化学・科学系読みもの●
環境問題はなぜウソがまかり通るのか:武田邦彦

「ゴミのリサイクルは意味がない」「ダイオキシンは思ってるほど“猛毒”ではない」等々、環境美化の活動や、報道に対する批判的な視点が新鮮でした。

生物と無生物のあいだ:福岡伸一
テーマは分子生物学について。
「生物と無生物を分けるものは何か」という一見難しい内容ですが、詩的な表現、美しい文章で書かれているので読みやすかった。
専門書・学術書ではなく、小説だと思います。

●自己啓発●
プロフェッショナル進化論:田坂広志

プロフェッショナルの条件:PFドラッカー
ドラッカーの著作・講演から、「いかに働き、いかに成長するか」という部分を抜き出し、1冊の本にまとめたもの。
ドラッカーのような“知的生産のプロ”の仕事の仕方を知りたいと思って読みました。
いくつか実行に移してますが、その効果が出てるかどうかは、まだ分かりません…。


●小説●

半島を出よ:村上龍

北朝鮮の特殊部隊が、福岡ドーム・シーホークを占拠し、日本を混乱に陥れる話。
緻密な取材・調査の上に書かれてるので、福岡に住んだことがある人は、小説中の場面を想像しながら読めると思います。
とにかく面白いので、おすすめ!
博多弁ではなく、長崎弁に近いのが気になる…。

●随筆・ノンフィクション●
この国のかたち1~6:司馬遼太郎

一昨年、「坂の上の雲」を読んで以来、司馬遼太郎にはまってます。

反転:田中森一

観光の仕事などで「実際にお客様と接する立場の旅館・飲食店のおもてなしの研修が必要」といった課題が聞かれます。
ですが、正直、「じゃあおもてなしって何なの?」と聞かれると、ちょっと言葉に詰まってしまいます。
というか、恥ずかしなが日本に昔からあった「おもてなしの心」ってものをあまり理解してません。

そこで、少しでもおもてなしについて知りたいと思い、「おもてなしの源流」という本を読んでみました。
この本は、「日本のおもてなしとは何か、原点に立ち返って考えてみる」という目的で書かれた本で、リクルートワークス研究所の「サービス人材の育成」というテーマから持ち上がった企画だそうです。

企画した方も、「もっとも“おもてなし”にふさわしくない男」だそうで、いい意味で初心者向け。僕みたいなおもてなし初心者には非常に読みやすかったです。

内容は、「旅館」、「茶道」、「花街」、「きもの」、「しつらい」、「神と祭」の6つのテーマについて、どのようにしてその文化が生まれ伝えられてきたのか、その道の一流の方々がどのような修行をしてこられたのか、といったことについて書かれています。

茶道や和装などは、いろいろと決まりがあって、堅苦しい世界かと思っていました。
ですが、そういった伝統文化の世界は型にこだわったマニュアル的なものではなく、ある程度の基本を押さえた上での独創性・アイデアこそが問われる世界だということを知りました。
準備や物が足りない状況から、どう相手のことを思いやった、創意あるもてなしができるかが問われるものだそうです。

おもてなしを知ろうと思って読んだ本なのですが、日本のおもてなしとは何なのかという解説だけでなく、その精神を企業のサービスにどう活かしていくかというエッセンスについても触れられていると思いました。

僕も、人と対話し、思いやり、その時々の周囲の状況を楽しみながら、「一期一会」の時間を大事にできる人間になりたいものです。
なかなかできることではないですが…。

以下、本文より引用

ハードウェアがどれほど見事でも、「もてなし」というソフトウェアの水準が落ちた途端、客は鋭く見抜き、拒絶する。

能狂言や歌舞伎でも、型を身につけたのち、役者の個性や風情が発揮される。

茶事は一期一会、つまり一生に一度という心構えが必要なものだと考える。

もてなしを源流にさかのぼって行くほど、もてなしの本質はかつて心を込めて行われていた神へのもてなしに通じている。

創意を欠く、制度に寄りかかったサービスや接待は、ホスピタリティではあっても、もてなしにはならない。

足りないから、持ち合わせ、間に合わせで工夫し、精一杯のおもてなしをする。それが素晴らしいもてなしとなる。

「おもてなし」を理解し、身につけることは、「おもてなし業」のコンセプトを明確化する上で役に立つ。また、主と客がアイデアを交換し、相互に入れ替わりつつ、製品・サービスを改良していければすばらしい。


先輩に貸してもらった一冊。

極貧の少年時代から苦学の末に検事となり、検察庁特捜部のエース検事と呼ばれた著者が、バブル期の大物達の弁護士に転じた後、石橋産業手形詐欺事件で有罪判決を受けるまでの激動の半生を記したノンフィクションです。

検事と言えば、警察官や裁判官と並ぶ、正義の体現者。
著者も、正義感に燃える検事であったのに、政府や上層部の意志で真実が曲げられることに嫌気がさして検事をやめた後は、一転、山口組トップやイトマン事件の許永中など犯罪者達の弁護側に回る。
そして、7億円の自家用ヘリでゴルフ場をハシゴし、お車代に1000万円もらって、夜はノーパンしゃぶしゃぶ(懐かしい響き!)といったバブリーな生活を送りますが、検察庁から目の敵にされ、有罪判決を受ける…。
田中氏の人生、浮き沈みが激しすぎます。

ですが、エゴや虚栄、正義や使命感など、ある意味、人間の本質の部分を見てきた人の言葉は重いです。

政治家やヤクザ、企業家など、バブル時代の大物達が実名で語られ、あの異常な時代の雰囲気がリアルに感じられますし、「武勇伝」としても楽しめました。
410ページとなかなかの厚さですが、面白いので一気に読めます。

昨日の続き。
糸井氏と滑川氏の対談の文中から抜粋すると、


「ツリーからタグへの転回がネットによる変化の核心、だったら、会社組織や働き方がそれに合わせて変わっていくのも当たり前」

「タグ」型の働き方とは、従来のツリー型ではなく、プロジェクト毎、個人の興味毎で集まって働くこと、「ソーシャル」は、あらゆるものが見える・見られるの関係(例えばブログやGmailなど)になっていることのようです。

タグ型の働き方は、個人としては自分の好きなテーマの仕事ができ、会社としては無駄な人件費を払わなくていいので、効率的なのかもしれません。
ただ、ツリー型は木の傘の中にいればある程度の収入は約束されますが、タグ型は様々な「タグ」が付いている人は引っ張りだこだけど、何も「タグ」が付かない人は極端な話、仕事がないかも…。
うむぅ、格差社会。世知辛い…。

ところで、この対談の中でなるほどと思ったのが、マスコミ・メディアの今後についての話。
以下引用


紙の新聞だったら、取るか、取らないかの選択ですよね・・・丸ごとの選択しかない。ところが、新聞がブログの集合体みたいになってくると、この人の記事は面白いから、そこだけRSSで購読しているんだよ」というふうになってきますよね。


全く自慢になりませんが、僕は新聞をとっていません。
会社で取っていることも一因ですが、基本的には、興味のある記事やブログをRSSで読んでます。






新聞をとっていない人って、結構多いんじゃないかな。
ただ、RSSの場合、自分の興味のあることについてしか情報は入ってこないので、視野を広げる意味でも新聞は大事だとは思いますが…。

結構前になりますが、小飼弾さんの人気ブログ「404blog not found」の書評で絶賛されていたので買ってみました。

僕はこういうネット系の読み物が結構好きです。

例えば佐々木俊尚さんの「グーグル・アマゾン化する社会」のように、ビジネスモデルについての解説書も面白いけど、この本はそれに加えてグーグルやアマゾン・mixiのようなサービスの使い方や、社史まで書かれてある本。

プロの方には物足りないのかもしれませんが、ネット系の蘊蓄も、コラム的に書かれているので、読み物としても楽しい。
そして、ネットで世の中がどう変わっているのかといった深いところまで言及してあります。
著者オススメの本やブログまで紹介してあって、本当に至れり尽くせり。


ところで、この本に触発された糸井重里さんが、著者の滑川氏と対談をしています。
「ほぼ日刊イトイ新聞」と、「日経ビジネスonline」の共同企画のようです。
これ面白い。
イトイさんって、最近はweb上での活躍の方が多いのかな?活躍の場はどこでも、やっぱ独自の視点を持ってる人だよなぁ。

日経ビジネスonline
日本人の働き方は「タグ」と「ソーシャル」で変わる
『ソーシャルウェブ入門』から読み解くウェブ・広告・メディアの未来

ほぼ日刊イトイ新聞
「ソーシャルウェブ座談会」
インターネットがタイヘンらしい!?


今年の5月頃、この本のことを会社の先輩に教えてもらって以来、田坂さんの著書・講演録に結構はまっています。

この本では、これから活躍する人材は単なるプロフェッショナルではなく、プロフェッショナルが進化した「個人シンクタンク」であり、その進化に必要な6つの戦略について書かれています。

著作の中にあった「パーソナルメディアの戦略」という言葉が、ブログを始めたきっかけの一つです。

「個人シンクタンク」へのハードルは相当高いですが、これからの働き方を考える上で、読んで良かったと思う一冊。

田坂さんの講演緑は、ソフィアバンクのサイトから無料でダウンロードできます。
僕は、
「我々がこの国を変える」 
「なぜ我々は志を抱いて生きるのか」

等の長尺モノをiPodに入れて、通勤時間に聞いています。
うーむ、何度聞いても熱い。熱苦しいほどに熱い。


週末、とある県の地域情報化をどう進めるかというコンペを書いておりました。
このテーマは以前から興味のある分野で、関連したテーマの書籍を読んでいたので、読書感想文をいくつか書きます。

まずは西垣通さんの「ウェブ社会をどう生きるか」

僕は来たるウェブ社会については結構楽天的で、ウェブ上に知識や情報が増えれば増えるほど、グーグルが賢くなり、インターネットの使い勝手がますます向上して、我々の生活も豊かになるのではないかと。
しかし、これは自分にも言えることですが、ひとつのテーマを調べるときに、インターネットに頼りすぎな傾向があるのは確か。
ネットへの依存がますます強くなる世の中で、ウェブ上の情報の信頼性についての問題や、グーグルやアマゾンが他人の人生の履歴を把握することの怖さなどを自覚して、インターネットをどう使いながら生きていくか。
このテーマは、著名なブロガーの梅田望夫さん、小飼弾さん、池田信夫さんをはじめ、佐々木俊尚さんのようなIT系ジャーナリスト・論客の方々が様々なブログや書籍を通じて議論をされておりました。

そこへ届いた東大教授からの一言が、この一冊です。
本のタイトルからして重い。

本書の中で、筆者は、情報技術の最先端を理解し、アメリカにも留学している方だからこそ、安易なウェブ2.0礼賛への警鐘を鳴らしています。そもそも情報とは何か、というところから始まり、宗教や文化的背景から見たアメリカ的なものの考え方に裏付けられるウェブ2.0企業の戦略を読み、その波の中で日本社会がどのような方向性を目指せばいいのかという提言を行っています。

ウェブ2.0のロングテールビジネスは、中央集権型ではなく、一般市民発信型の社会への移行を推し進めていますが、その時代の中で、ウェブを利用して僕らはどのような「場」を形成すればよいのでしょうか。

そこで注目されるのが「地域情報化」であると筆者は書いています。
地域情報化とは、『簡単にいえば地域の住民が必要に応じてIT機器を使いこなし、主体的にコミュニティを作っていく実践活動』のことであり、これが望ましいウェブ社会建設の鍵を握るという考え方です。
例えば、地域SNSは、土地への帰属意識・郷土愛を高め、土地という存在をメディアにして、そこに地域独自のコミュニケーションを生み出す「場(社会システム)」が発生します。

また、グーグルのように、一つの企業が個人のアイデンティティを管理するのではなく、自分たちの人間関係情報は自分たちで所有し管理するという地域SNSの発想は、個人情報の取り扱いの面から見ても、説得力があります。

ただ、ウェブのメリットを活かすには地域でまとまるだけでなく、特定のトピックスやテーマを「メディア」にするなど、地域以外の次元でユーザーが交流する「場」をつくることが重要であり、それに成功すれば、新たなビジネスの展開も見えてくるのかもしれません。

筆者は、二十一世紀の日本の目指すべき姿として、『人口数十万の都市がしっかりした「極」となり、それらの住民同士がブロードバンド回線や高速輸送網を介してダイナミックに交流するという、「ハイパー多極分散国家」を目指すべきだ』と語っています。

都市・地域に関わる仕事をしている者にとって、実際の土地における問題を考えるだけでなく、ウェブ上の“地域(アイデンティティ)”のあり方を考えることは、今後の業務の方向性として面白いテーマではないかと思った次第です

<

1

PROFILE

twitter


Twitterボタン
Twitterブログパーツ

January 2015

 Sun  Mon  Tue  Wed  Thu  Fri    Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31