July 2013Archive

 6月5、6日の二日間、福岡市で開催された「アドテック九州」というイベントに参加した。アドテックとは、デジタルマーケティング、インターネット広告技術の見本市で、これまでロンドン、ニューヨーク、シンガポール、東京など世界8都市で開催され、2012年の東京会場には、二日間で2万人以上の来場があったというビッグイベントである。アドテック九州は、その初の地方開催版として開催された。

 事の次第は3月下旬、知人の田中さんから、アドテック東京の主宰者であるdmgイベンツジャパンの武富社長をご紹介いただき、お食事をご一緒したことから始まった。武富さんは「アドテックを九州で開催するからには、九州の物産紹介など、地域性を感じることができるブースを作りたい」という考えを持っておられ、その意向を受けて田中さんが私を紹介してくれたのだった。アドテックで物産ブースを設置するのは初めてらしく、どうも「九州各地の物産関係者にネットワークがある会社」ということで声がかかったようだが、そもそも、こういったIT系のイベント・展示会に行くのも初めて、物産コーナーを運営するのも初めて。安請け合いしても大丈夫なのだろうか、と一瞬悩んだが、何事も経験ということで、お受けすることにした。

 それから、物産ブースのコンセプトをどうしようかと悩んだ。運営面では、他にもっと上手くできる会社はいくらでもあるだろうが、弊社ならでは、というウリをどうつくるか。そこで思いついたのが、九州・地域の活性化や社会問題の解決など、単にモノを作る・売るだけではなく、広いビジョン・理念を持って活動している企業・団体をご紹介したいということである。 程度の問題はあるにしろ、どこの企業・団体でも情報発信や販路開拓には少なからず課題が存在していると思うが、素晴らしい理念を持った九州の企業・団体と、世界の最先端のマーケティング技術が出会った際に、どのような化学反応が起こるのか見てみたいし、少しでもお役に立てればと思った次第である。

 そこで、私からは下表の企業・団体にお声かけをした。

出品団体、商品等.jpg













 このほか、田中さんからご紹介いただいた「ギャラリーふじやま」と「虹の松原ホテル」が、それぞれ、有田焼のブランド「青花」と「からつスムージー」を販売した。

 アドテック九州には、facebookのアジア統括責任者やamazonジャパンの社長、武雄市の樋渡市長、堀江貴文さんなどが登場し、当初3,000人の来場の予想に対して約3,500人が参加したそうで、イベントとしては成功、来年の開催も決定したそうだ。アドテック市も、九州の物産紹介コーナーとしての役割を果たすことができ、facebook等のSNS上でも、「鍋島大吟醸が売られている」と数名の発信力のある方々にPRしていただいた。アドテック九州というイベント自体や主催者であるdmgイベンツに対しては一定の貢献ができたと感じるが、出展者の皆様に対しては、売上という意味では期待を恐らく裏切り、ビジネス上でのパートナーや自社に応用出来る技術との出会いがあったかというと、そこはまだ分からない。

 当日の出展料は、通常テーブル5つ分のスペースで50万円必要なところを、よかネットがプロデュースするスペースについては主催者側に無料としていたただいた。そこで、お声かけさせていただいた各企業・団体からの出展料を無料とするかわりに、弊社の仲介手数料として、売上の10%いただくことにした。結果、アドテック市全体の売上は二日間で合計約20万円。当初の見込みを下回り、出展者の皆様からも「伸びなかった」という意見が大半であった。

所狭しと商品が並べられた「アドテック市」ブース

IMG_4362.JPG














 要因としては、物産ブースは来場者のメイン動線上になかったこと、当初割り当てられていたスペースよりも実際は狭かったため商品を置くスペースが限られたこと、想定していなかった(株)プレナスの出展による強力な競合「ほか弁」の登場など様々あったが、全体的に参加者のマインドが仕事モードであり、ノウハウ吸収やネットワーキングを目的とされているため物産を買うノリではなかった。そこの読み違いが大きかった。しかしながら、各店舗の売り上げ管理と手数料計算、保健所に対する飲食店臨時営業許可の取得方法等、物産展開催のノウハウはある程度身についた(こんな機会がもう一度あるかどうかは分からないが)。

 蛇足ではあるが、初日の夜に開催され、300名以上が参加したネットワーキングパーティーにおいては、富久千代酒造の飯盛社長が鍋島純米大吟醸、夏季限定酒等を振る舞うコーナーをコーディネートさせていただいた。以前開催した「佐賀の日本酒を飲む会」や鹿島酒蔵ツーリズム協議会への参加がこの場に繋がったというある種の感慨があった。

右が飯盛社長。大吟醸、愛山純米吟醸、雄町純米吟醸、サマームーン、特別純米を用意

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 都市計画のコンサルタント業界は、世の中の景気が良くなると、自治体の税収が伸び、自治体の調査・計画業務が増加し、仕事につながるというように、景気の波から大凡2年遅れで影響がある。アベノミクスの影響はまだまだ感じられず、厳しい状況が続いている。そういう意味では今回の物産展は私の中では一つのチャレンジであったし、今後もこれまで築いたネットワークをどう新規事業に繋げることができるか、飯の食い扶持を探す様々な努力をしていかなければならない。

 アドテック九州への出展にご協力いただいた企業・団体の皆様には、労多くして功少なしという結果になりご負担をおかけしたかもしれませんが、ご協力していただいたこと心より感謝申し上げます。

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