共同研究の申し込み

今日、某大学に共同研究の提案に行ってきました。

 その事業の内容は、地域に残る文化資源について、既存文献・古地図の整理やヒアリングなどで収集し、自治体HPにアーカイブとして掲載し、年代や資源の種類等によって分類し、情報発信するというもの。市民が誰でも投稿・更新でき、古地図と現代の地図が重なり、画像や映像も掲載されている“ウィキ”のようなものを作れないかと…。

 各地域で、先祖代々受け継いできた昔話や、仏像や文献などといった文化的な財産、建物などがどんどん失われているなか、これをなんとか受け継ぎながら、発信できないかという取り組みです。

 しかし、ここで問題が。その既に予算の枠は決まっているのですが、人手が足りないのです。既存の文献を整理して、地元の方々(高齢者が多い)にヒアリングするのは結構ボリュームのある作業です。

 そこで、大学の学生に研究として関わってもらえないかということになり、提案に行ってきたのでした。

 最近、大学と地域との連携・貢献は重要視されているので、こういった取り組みに参加することは大学の目的ともバッチリ合います。大学側からも「是非連携したい」という返事をもらっており、3月頃から連携の仕方を探っていました。

 しかし、結果、ご破談になりました。

 その理由は、この事業に合致するテーマの授業がないこと、地域文化収集・活用に関する研究をしている、研究室を持っている先生がいないこと。また、歴史文化を研究するサークル・同好会はとうの昔になくなり、先生達が個人的につきあいのある学生を強制的に動員するようなことはできないということで、残念ながらあきらめざるを得ませんでした。

 アルバイトとして呼びかければ学生は集まるかもしれませんが、ただ人手を集めてHPをつくることが最終目的ではありません。役所が事業に対して予算をつけている間だけでなく、後々までこの動きが継続するような体制・仕組みをつくることができればいいなと思っています。

社会的には本当に意味のあることなのですが、なかなかうまく行きませんね。そういった活動をするNPOや社会起業家の方々がいませんかね?

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コメント(2)

田村 :

TITLE: 参考になるか分かりませんが
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出版に関わる仕事をしていて思いますのは、地域の貴重な文化情報は1日ごとに失われていっているのだな・・ということです。

仕事柄、地域文化の維持・向上を目指した書籍も作成してはおりますが、予算不足・人手不足の点から、目の前でその大事な文化資源が失われていくのがわかっておりながら何もできないもどかしさも常々感じています。

私としても、何かお手伝いできればいいのですが・・・

ksk :

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>田村
個人で本を残したり、HPを開設したりというのは結構大変なことなので、行政が歴史・文化を残すことをサポートできればいいのですが、100%フォローするのはすごく難しい…。
そこで、御社の編集・出版のノウハウを文化の受け継ぎに活かせませんかね。

そういえばこの前、梓書院の本を買ったよ。中古ですが…。

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