福岡市都心が動くかも?

 福岡市が都心ビルの容積率を800%から1200%に緩和。これによって、現行では大凡6階~7階の建物しか建てられなかったのが、10階以上の建物も建てられるようになる。天神の姿が大きく変わる可能性を秘めた規制緩和ですねー。

 福岡市都心部における容積率は、1973年の建築基準法改正で、400~800%の指定がなされています。1973年の建築基準法改正以前に完成したビルについては、容積率の規定自体がなかったため、800パーセント以上のビルも多数ある。そういう、容積率800パーセント以上の古いビルを建て替えると、73年以降の厳しくなった容積率が適用され、結果として建て替えたビルは、以前よりも小さくなってしまう。だから古い建物の更新が進みにくかったのでした。

 1200%の容積率を実現するためには、地下道接続のバリアフリー化やアジア企業の誘致などの条件があるようです。以前、九州大学建築学科の出口教授が、「福岡市都心の魅力は、低層階でビルとビルを結ぶ“渡り廊下”や地下道のネットワークが縦横無尽に張り巡らされた回遊のネットワークだ」とおっしゃっていました。
 それらの低層・地下ネットワークは、これまでの容積率や航空法による、福岡市都心の高さ規制があったからこそ発展したという、昔のキリスト教弾圧の結果の地下教会の発展と似たようないきさつがあります(ちょっと違うか…)。

 九州経済界の次のネライは、空港移転による、航空法の高さ規制(博多駅周辺で約50m、天神付近で70mの制限)の撤廃なんでしょうか。もしそれが実現すると、福岡都心で高層建築ラッシュが訪れるかも…。


西日本新聞3月7日記事より
「容積率緩和の運用基準説明 福岡市が議会委に」


 福岡市都心部の老朽化ビルの建て替えや都心再開発を促すため、「容積率緩和特例制度」の導入方針を打ち出している同市は7日、市議会の都市整備局担当委員会に、制度の具体的な運用基準を正式に説明した。

 新制度は、天神地区や博多駅地区のビル建て替えの際、「まちづくりの貢献度」に応じて容積率を現行の400‐800%から最大で400%上積み。一般への「公開空地」を設けた場合の算入分などを加えると、容積率は最大1200%以上になる。まちづくりの貢献度は「環境」「共働」「魅力」「安全安心」「九州アジア」の計5項目で評価する。

 旧都市計画法下で建てられたビルは、現行法では容積率が基準を超すケースが多く、ビル所有者が床面積の減少を理由に建て替えを渋る要因になっている。地元経済界からは、今回の容積率緩和策に「再開発のきっかけになる」と歓迎の声が上がっている。

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コメント(2)

dai-ii :

TITLE: どんだけぇ~
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この前、韓国の釜山にいってきた。

・・・一言、
『どんだけぇ~』って感じだったな・・

住居ビルヂングが、っぱねぇぐらい
高層だった。

福岡県人として、招待されて行ったけど、
少しヘコみながら帰ってきた。
がさつだったけど、パワーを感じるな韓国は、
港も都市の発展規模も負けたな、ありゃ。

がんばれ福岡県行政!
まけるな地震国家!
なっちゃえ、なっちゃった?スーパー中枢港湾博多港!

ちなみに、プサンのロッテタワーはいつできるの?
アジアのサクラダ・ファミリア化するのか・・・

ksk :

TITLE: >dai-iiさんよ…
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おれも一昨年、10年ぶりに韓国に行ったけど、あまりの変わりようにびっくりしたわい。
確かに、仕上げはほんの少しガサツだけど(特に建物や道路とか…)修学旅行で行ったときに感じたような差はもうないよな。
港湾の規模は、コンテナ取扱量が博多港の20倍くらいあるらしいから、釜山の方がはるか上に行っちゃってるし。

けど、建物は高けりゃいいってもんじゃねーさ。
デザインセンスと文化レベルはまだ負けてねぇさ。まだ今は…。

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