September 2007Archive

先日、旧友のS君、M先輩と飲んだ。
中学校のバスケ部からの長い付き合い。いつもの面子。
いつものヨタ話がいつの間にか熱を帯びてきて、最終的なネタはなぜか「社会起業家」について。

その会話の中で、S君がニューヨークのロザンヌ・ハガティという人の話をしておりました。
彼女は、古いマンション・ホテルをホームレス向けの住宅として再生するビジネスを行っているらしい。
彼女のことを、ネットで調べると
・NPOでありながらデベロッパー業のような大型不動産開発を手がける。
・職員数は170人、2002年末の総資産は1823万ドル(約20億円)。
・収入内訳は6割が入居料。その他、自治体の就職支援制度運営請負料、助成金、企業・個人からの寄付金。
・ロザンヌの年収は14万5千ドル(1595万円)。

NPOの代表で年収約1600万円!
多分、日本では考えられませんよね。
知り合いにもNPOとして活動されている方が数人いますが、酒が入ってぶっちゃけトークになったりすると、「生活は本当に厳しい」といったことをおっしゃっていました。

また、以前「行政と民間の共働」というテーマで西部ガスの加留部さんの講演を聞いた際、行政とNPOと企業の違いについて、以下のようなことをおっしゃっていました。
・行政は公平性、NPO・市民活動は自発性、企業は収益性が活動の基本である。
・NPO・市民活動(非営利)は、儲かる、儲からないの問題に関係なく、課題について取り組むという考え方。企業は、儲からないとやらないという考え方である。
・行政、NPO・市民活動には、それぞれ特性があり、できることできないこと、得意なこと不得意なことがある。

「世の中のためになる」という目的はNPOも企業も同じでしょうが、企業とNPOの待遇の違いは小さくありません。
現実的な話として、やりがい・人脈のリターンだけでは、モチベーションにも限界があるのではないでしょうか。
NPOメンバーの実態として、平日は他の会社で働き、休日や都合のいいときに活動に参加するという人が多いのも納得です。

以前、「未来を変える80人」という、世界の著名な社会起業家80名を紹介した本を読みました。
情熱を持って環境問題や貧困、差別などに取り組む人って格好いいですよね。
これからの若者はNPOよりも社会起業家を目指すのでは?とすら感じます。

そんなことを考えていると、会社の先輩からソーシャルアクションスクールという勉強会?交流会?への参加のお誘いが。
是非にと参加させてもらうことにしました。
どんな出会いがあるのか、楽しみです。

モクモク手づくりファームの体験メニューとして、ソーセージづくりと乳搾りにチャレンジ。

●ソーセージづくり、手が冷たいっす…
ソーセージは、豚の挽肉に、氷、背脂、ニンニクなどを加えて、手でこねる、こねる、こねる。
これが、痛いくらい冷たいんです…。
その後、ウィンナーメーカーに羊腸をセットして、混ぜた具材を詰め込み、なが~いウィンナーをつくります。

以前、辛子明太子道場というところで辛子明太子づくりの体験をしたことがあるのですが、そこは香辛料、お酒、調味料などを自分の裁量で入れて、「俺の味」をつくることができるのがウリでした。モクモクでも、スパイスやレモンなど、味のバリエーションを増やしたら、もっと面白いかも。

ソーセージは、家で焼いていただきました。
自分で作ったので、かなりひいき目で見てるんでしょうが、こりゃ絶品なり。
原料がいいってだけなのかもしれませんが。

7-9-8.jpgのサムネール画像絞り出した具材を腸に詰め、結んでいきます


7-9-9.jpgあとは棒に引っかけ、薫製機の中へ


 

 

 

 

 

 

 

●モクモクの朝は乳搾りから始まります
夜は施設内のレストランにて、モクモクの木村社長や、食環境ジャーナリストの先生、フードコミュニケーター、フードコンサルタントの方々と楽しい食事&飲み。
そして博多ラーメン(元祖長浜屋)の話題で俄然張り切るボク。
食関係のお仕事でも、色々な職業があるんですね。
ちょいと飲み過ぎて胃が痛いかったですが、朝6:30からはビシッと乳搾りの時間です。
子供たちに交じってジャージー牛の乳を搾ります。
子どもよりもお母さん達のテンションが高い…。
僕もやってみたのですが、うん~牛の乳首って意外と固い。
ていうか長い。10㎝くらいはあるか?
軽く握るだけで簡単に出るんですね。

このほかにもパンづくりやもちづくりなど、様々な体験メニューがあります。
園内のレストランの料理も美味しいし、宿泊施設もお洒落でいい感じ。
子ども教育のためにもなるし、大人も楽しめる、九州にもこんな施設がほしいものです。

7-9-10.jpg

●伊賀市の「モクモク手づくりファーム」に行ってきました
伊賀といえば忍者というイメージ。忍者ハットリ君の出身地です。
そんな伊賀の山奥(失礼…)にありながら、年間の観光客50万人、年間の売り上げは約38億円。
最近、農業は儲からない、農業離れが進んでいるという話を聞くことが多いですが、農業・畜産を軸として、生産、加工にはじまり、販売、飲食、宿泊など、様々なサービスを提供するモクモク手づくりファームの取り組みを視察してきました。

●モクモク手づくりファームの取り組みについて
以下、木村社長からのお話の概要です。
・初年度で借金が7,000万円。つぶれることも覚悟したが、手づくりソーセージ教室の開催をきっかけに評判が評判を呼び、事業が軌道に乗った。
・体験施設、レストラン、通販、宿泊施設、温泉、牧場など、事業を広げ、年間来訪者50万人、通販の顧客が3万人。
・農業をテーマとして展開する取り組みの中で、成功しているのは1割。
・張りぼてではダメ。観光に主力を置いた施設は一過性のものになってしまうことが多い。
・たとえ店に人が来なくても、いいモノをしっかりとつくり、売る力をつけることが必要。
・大手の商品作りとは違い、作り手のドキュメントが見えて、土臭いものをつくっている。
・日本型のグリーン・ツーリズムは、日帰りで気軽に行ける環境を楽しむスタイルがメインになる。
・モクモク手づくりファームから日帰りの圏域(2時間圏域)の人に、どれだけライフスタイルを売れるか、共感してもらえるかがポイント。
・農的な暮らしは豊かな暮らしであり、農村には様々な価値が埋もれている。
・農業をする老人は元気であり、農業を集約するという国の施策は、高齢者から生きがいを奪うことにつながる。
・モクモク手づくりファームという会社は誰のものでもない。地域のものであると思っている。

次々に事業を広げて行っているモクモクですが、その展開の中心には、農業があり、自然環境への配慮があります。手づくりの温かさを感じる内装・装飾など、演出がとても上手ですし、エコロジーな取り組みが園内随所で行われていました。
また、お話を聞く中でスゴイと思ったのは、会社が見据えるビジョンがとにかく大きいということ。
今後は学校や福祉への展開も見据えておられ、農業を中心に据えたビジネスをさらに広げていくお考えのようです。
会社は個人のものではなく、地域のものであるという考え方も、最近耳にする「企業の社会的責任」の考え方にも通じた志を感じます。展開の仕方によっては、農業は本当に可能性と広がりのある産業だということを痛感しました。

mixiとブログの両方を使い分けてる方もたくさんおられますね。
両方更新するのは結構スゴイと思います。
そんな猛者達は、mixiとブログをどんなときに使い分けておられるのでしょうか。

友人むけの近況報告や、連絡網・掲示板としては、mixiはホントに便利ですね。
コミュニティを活用すれば交流も生まれるし。

それと比べてブログはオフィシャル度が増すので、内容が固くなりがちです。
一人黙々と、淡々と更新していく感じです。

ところで、さっき気付きましたが、このブログは絵文字も使えるようです[emoji:v-294]
これからビシっと使っていきます[emoji:d-26]

この連休は、別府に行ってきました。

宿泊したのは、明礬温泉の岡本屋さんという旅館です。
友人が紹介してくれました。

この旅館のウリは、温泉の泉質の良さと、地獄蒸しプリンのようです。
特に、お湯はこんな感じで青くて、硫黄の匂いもいい感じ。
ただ、その筋の方が一人宿泊しておられて、僕が温泉に入る度にその人も入浴中だったので、目のやり場に困りました…。
料理もボリュームたっぷり、豊後牛は肉の味がしっかりしてました。
一番おいしかったのは、やっぱりプリンだったかも。

7-9-4.jpg地獄蒸しプリン

別府市内には八つの温泉地があって、これを総称して別府八湯というそうです。
そして、音声ガイド付きPDAの貸し出しや、ボランティアガイドが解説してくれる八湯ウォークなど、八温をめぐって楽しんでもらうための取り組みを色々行われているようですね。

7-9-5.jpg別府温泉路地裏まち歩き音声案内

10月には、泥エステ、地獄蒸し屋台などの特別メニューや、各種イベントを楽しめる「オンパク(別府八湯温泉泊覧会)」が開催されるそうです。
ガイド本を見ていると、エステやお洒落な食事など、特に女性が楽しめる内容になっているようです。
興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。


7-9-6.jpg夕食はこんな感じ
このあと、てんぷらや酢の物も出てきました

7-9-7.jpgダイニングからの眺め

dtiブログから、サーバーのハードディスクトラブルに関する謝罪メールが来ました。

下記に該当するブログデータの修復は不可能とのことです。

・7日の午前4時~8日の午前3時までの日記更新内容
・7日の午前4時~8日の午前3時に作成されたコメント等の更新内容

このブログ上では、kajiomiさんが書き込んでくれたコメントと、それに対する僕の返信が上記に当てはまります。

kajiomiさん、せっかくコメントを書いてくれたのに、消えてしまって申し訳ない。
僕が削除した訳ではないので、悪しからず。

僕の両親が、週末農業にトライしようとしています。
親父は仕事を70歳まで続ける意志を決めているのですが、元々農家育ちのため、まずは週末農業からスタートし、老後は隠居して土でもいじりながら暮らしたいと考えているようです。

そういえば最近、団塊の世代が農業に回帰しているといった話や、自然・健康・癒し等への関心の高さを追い風にして、地方都市が団塊の世代の農業希望者を如何に呼び込むかということに腐心しているといった話をよく耳にします。

先日、とある地方都市のホテル経営者に話を聞いたのですが、新鮮で健康に良い食と農業体験をセットで提供するなど、福岡都市圏住民で農業に興味を持っている人をどう呼び込むかということが今後の大きなテーマだと語っておられました。

その方は、とても研究熱心な方で、東京の、アグリス成城などに視察に行かれたそうです。
アグリス成城は、4m四方の農地の年間使用料が13万円~47万円。市民農園などは使用料タダのところも多いことを考えると価格はかなり高めですが、毎月ジムに行くのとそれほど変わらない出費なのかもしれません。しかし、さすが成城のセレブ相手だけあって、農機具はイギリス製、ゆっくり読書ができる休憩所なども完備していて、苦手な作業は施設のスタッフが代行してくれるそうです。
HPの雰囲気も良く、農業をすることがファッションになっているのかもしれません。

こんな施設がある一方で、泥にまみれての田植え作業や、農家住宅に泊まり込んで、農家の方とのふれあいをウリにした観光商品なども目かけます。
農業がお洒落志向と、田舎志向に二分化しているような印象すら感じてしまいます。

うちの両親は、鳥栖を第一候補に考えているようです。僕自身はまだ農業をすることにはあまり興味はないのですが、収穫物をいただけるのではないかという期待もあり、今後の両親の行動は楽しみにしているところです。

週末、とある県の地域情報化をどう進めるかというコンペを書いておりました。
このテーマは以前から興味のある分野で、関連したテーマの書籍を読んでいたので、読書感想文をいくつか書きます。

まずは西垣通さんの「ウェブ社会をどう生きるか」

僕は来たるウェブ社会については結構楽天的で、ウェブ上に知識や情報が増えれば増えるほど、グーグルが賢くなり、インターネットの使い勝手がますます向上して、我々の生活も豊かになるのではないかと。
しかし、これは自分にも言えることですが、ひとつのテーマを調べるときに、インターネットに頼りすぎな傾向があるのは確か。
ネットへの依存がますます強くなる世の中で、ウェブ上の情報の信頼性についての問題や、グーグルやアマゾンが他人の人生の履歴を把握することの怖さなどを自覚して、インターネットをどう使いながら生きていくか。
このテーマは、著名なブロガーの梅田望夫さん、小飼弾さん、池田信夫さんをはじめ、佐々木俊尚さんのようなIT系ジャーナリスト・論客の方々が様々なブログや書籍を通じて議論をされておりました。

そこへ届いた東大教授からの一言が、この一冊です。
本のタイトルからして重い。

本書の中で、筆者は、情報技術の最先端を理解し、アメリカにも留学している方だからこそ、安易なウェブ2.0礼賛への警鐘を鳴らしています。そもそも情報とは何か、というところから始まり、宗教や文化的背景から見たアメリカ的なものの考え方に裏付けられるウェブ2.0企業の戦略を読み、その波の中で日本社会がどのような方向性を目指せばいいのかという提言を行っています。

ウェブ2.0のロングテールビジネスは、中央集権型ではなく、一般市民発信型の社会への移行を推し進めていますが、その時代の中で、ウェブを利用して僕らはどのような「場」を形成すればよいのでしょうか。

そこで注目されるのが「地域情報化」であると筆者は書いています。
地域情報化とは、『簡単にいえば地域の住民が必要に応じてIT機器を使いこなし、主体的にコミュニティを作っていく実践活動』のことであり、これが望ましいウェブ社会建設の鍵を握るという考え方です。
例えば、地域SNSは、土地への帰属意識・郷土愛を高め、土地という存在をメディアにして、そこに地域独自のコミュニケーションを生み出す「場(社会システム)」が発生します。

また、グーグルのように、一つの企業が個人のアイデンティティを管理するのではなく、自分たちの人間関係情報は自分たちで所有し管理するという地域SNSの発想は、個人情報の取り扱いの面から見ても、説得力があります。

ただ、ウェブのメリットを活かすには地域でまとまるだけでなく、特定のトピックスやテーマを「メディア」にするなど、地域以外の次元でユーザーが交流する「場」をつくることが重要であり、それに成功すれば、新たなビジネスの展開も見えてくるのかもしれません。

筆者は、二十一世紀の日本の目指すべき姿として、『人口数十万の都市がしっかりした「極」となり、それらの住民同士がブロードバンド回線や高速輸送網を介してダイナミックに交流するという、「ハイパー多極分散国家」を目指すべきだ』と語っています。

都市・地域に関わる仕事をしている者にとって、実際の土地における問題を考えるだけでなく、ウェブ上の“地域(アイデンティティ)”のあり方を考えることは、今後の業務の方向性として面白いテーマではないかと思った次第です

<

●運行終了後は、お楽しみのライブ会場へ。
早速、生ビールを一杯。
ドライバーでしこたま汗をかいていたが、この一杯のために、終了一時間前からは飲み物を控えておりました。
いつものように、黒霧のロックもいただきました。
アルコールもスイスイ入りつつ、リトルテンポと、エゴ・ラッピンのステージを思う存分堪能。
久しぶりにリトルテンポを聞きました。スティールパンの音色が夜空に響いておりました。
開放的だし、屋台の料理は美味しいし、やっぱ野外ステージはいいもんです。
結局、またまた汗だくになるまで体を動かし、ライブは9:30に終了。

●しゅん君との出会い
サンセットからの帰りのバスの中で、一人の青年から声をかけられました。
彼の名はしゅんくん。
広島大学の仏文科のイケメン学生、23歳です。
音楽の話、本の話、雑学の話など、よくよく話してみると、話があうあう。
23歳にしてこの知識は恐るべし。
すっかり意気投合し、泊まるとこがないようでしたので、うちに泊めてあげました。
その夜はグラス片手に、朝4時まで音楽談義に花が咲きましたとさ。

とてもハードでしたが、忘れられない一日になりました。

7-9-3.jpgリトルテンポのステージ
スゴイ熱気

土曜日に、志摩町の芥屋で開催された「サンセットライブ」に行ってきました。
しかも、観客ではなく“ベロタクシー”のドライバーとしての参加です。
サンセットライブは、今年で15年目とのことですが、僕は今回初めての参加です。
最初の頃は、カフェの「サンセット」に地元アーティストが集まるイベント、というイメージだったけれども、今は本当に大きなイベントになってますね。

●ベロタクシーとは
ところで、ご存じの方も多いと思いますが、“ベロタクシー”とはドイツ製の自転車タクシーのことで、全国17都市で運行中しているそうです。
車体重量は約150㎏で、定員はドライバーを除いて2名。
乗客を乗せると、ゆうに200㎏を超えます。
福岡市内でも、天神を中心にベロタクシー福岡(http://www.velotaxi-fuk.com/index.html)が運行中。
今回はベロタクシー福岡のボス、楢崎さんに呼んでいただきました。

●ドライバーは、かなりのハードワーク
ドライバーの基本動作やコースを教えてもらった後、昼12時頃から賃走開始。
会場周辺の駐車場はすぐに一杯になってしまいますが、それからがベロタクシーの出番です。
一番遠い駐車場は、会場から約2㎞の距離にあり、周辺の道路も渋滞がひどいので、小回りのきくベロタクシーの需要はかなりあるようです。
実際、ひっきりなしにお客さんから声がかかる状態でした。
日差しはそれほどきつくなかったけれど、ドライバーは想像していたよりもかなりのハードワークでした。
体重70㎏と80㎏の男性二人組をのせたときなどは、坂を登り切れず、途中でストップしてしまい、「後ろから押しちゃろーか??」と気を使ってもらう始末。
お恥ずかしい限りです・・・。

●来たる自転車時代に向けて
最近はもっぱら通勤での利用のみですが、自転車はとても大事な趣味のひとつであり、これからも研究していきたいテーマです。
環境問題や道路行政の状況等を見ても、今後自転車の重要性・注目度はますます増加していくのではないでしょうか。
特に、福岡市は自転車に関して悩みが多い都市です。
日本を代表する「自転車ツーキニスト」の疋田智さんも最近の著書の中で、「福岡市は最も自転車で走りにくいまちの一つ」と触れておられました。加えて、違法駐輪の問題もあります。
だからこそ、自転車をとりまく環境を改善する余地が大きく、施策の効果が出やすいのではないかと思います。
来たる自転車時代のために、自転車活用の取り組みをされている方、アイデア・興味を持っておられる方々とのネットワークを大事にしていきたいと思っています。
楢崎さんや、竹本さんをはじめとするドライバーの皆さん、足手まといだったと思いますが、明るく、温かくご指導していただき、本当に感謝しております。

7-9-1.jpg会場周辺にて

7-9-2.jpg

のどかな風景の中、

スローペースで走るベロタクシー

昨年度、福岡市に東アジアからの不動産投資をどう呼び込むか、というPR資料作成業務を担当した。
業務は、不動産鑑定士の方々に不動産の法制面や、最近の不動産投資の流れなどについてご相談しながら進めた。
先日、その不動産鑑定士の方と街中でばったりお会いして、昼食をご一緒させていただきながら、興味深いお話を聞いた。

●投資家から見ても魅力的な都市
地方都市での不動産投資の鉄則は、成長している都市に投資するということだそうで、成長という観点から見ると、福岡市は投資先として魅力がある都市だと言える。
上記の不動産鑑定士のお話によると、投資家の方々の意見としては、「マーケットの規模としては東京・大阪・名古屋に劣るが、投資先としては大変魅力があり、東京の次に将来性のある都市だ」という意見も多く聞かれるらしい。
東京にそんなに将来性があるのかどうか、僕には分からないけれども、地元民として福岡市はこれからも成長する都市であってほしいと思う。

●投資の優位性をデータで見る
データを見ると、福岡市は、人口増加率が4.5%と、今後も人口が増加し続けると予想されており、H17年の平均年齢は40.3歳であり、15大都市中最も若い都市である。加えて、アジアとの近接性と交流の実績があり、今後の交易拡大への期待もある。
また、平成19年度5月発表分の不動産投資家調査((財)日本不動産研究所)によると、福岡市天神の標準的規模のオフィスビルの投資利回りは、5.0%であり、日本橋(4.0%)、六本木(4.0%)、渋谷(4.0%)、名古屋駅周辺(4.7%)、大阪御堂筋沿い(4.6%)などよりも高い利回りが望める。
最近の不動産投資は、不動産証券化の流れを受け、買値と売値の差額で勝負するのではなく、どれだけ高い利回りが望めるかがキモであり、福岡は他都市に比べて投資の優位性が高いということも言えそう。

●ミニバブルが到来しているのか
博多駅前の地価が、一年で1.5倍になった等という話も聞かれるが、それでもバブルの時期と比較すると約3割とのことで、まだまだ外部資本流入の流れは止まりそうにない。
ここ最近、三井不動産や、三菱地所、東京建物など、東京資本の建物が続々と建設されていること加え、海外資本流入の噂も耳にする。
東京や世界で余ったカネが、より有利な投資先を求めて地方都市にも流れ込んでいる。
「地元民の思惑と違った形で、建物が建てられ、不利な状況になると手を引き、後には建物だけが残る」といった状況にだけはなってほしくないと思う。
不動産投資に回すような財布の余裕はありませんが、今後の動きには目が離せません。

1

PROFILE

twitter


Twitterボタン
Twitterブログパーツ

January 2015

 Sun  Mon  Tue  Wed  Thu  Fri    Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31