August 2007Archive

現在、九州の地方都市S市の観光振興の戦略づくりに携わっている。
その業務におけるテーマの一つとして、観光地としてのもてなし度を観光客が判断できるための指標をつくろうとしている。

●天橋立、琵琶湖周辺の取り組み
飲食店や旅館のおもてなしとは、店員の身のこなしや、店舗の意匠、料理の味、価格など、様々あり、それを指標化・数値化することは大変難しい。
そこで、もてなしの判断材料の事例を探していところ、JTBのある方から面白い取り組みを聞いた。
その内容は、以下のようなもの。
・天橋立や琵琶湖周辺では、JTBの支援により、16軒の旅館・ホテルがISO14001(環境マネジメントシステムの国際規格)を取得した。
・16軒の旅館でISOを取得するためには、コンサルティング費用など、数百万円の経費が必要。
・ISO取得は、環境面への意識の高い旅行者にとっては、地域としての環境意識の高さや、旅館・ホテルの信頼度を判断するためのモノサシの一つとなる。

●まずは、個々の店舗の取り組みを応援する仕組みが必要
ミシュランのように★の数で判断しているところもあるが、格付の信頼度の問題や、行政として特定の店舗を格付けすることはできないなどの課題がある。
また、観光地のもてなしを数値化する、指標化するのは、とても難しいことであり、数値で判断できない部分の、人と人の間に流れる空気にこそもてなしが現れるが、観光地を選ぶ際の判断材料になる。
ただ、レベルの高いもてなしを提供する店舗を、行政がおおっぴらに「この店に来て下さい」と宣伝することは、やはり難しい。
地域の特産品を積極的に提供する、安全・安心な地元産品の使用率を高めるなど、店舗や宿泊施設ごとにできる取り組みを行っていくこと、また、行政としてその取り組みをバックアップしていくことが先決かもしれない。

8月14日、小国方面に日帰り旅行に行ってきた。
今回の日帰り旅行の一番の目的は、「はげの湯」を見てみること。

はげの湯という名前を初めて聞いたのは昨年。
「じゃらん」の人気観光地ランキング(満足度の高い観光地)の1位という記事で知った。
黒川温泉・湯布院等の超有名観光地ではなく、ちょっと面白いネーミングの温泉が1位になっており、これは行ってみなくてはと思っていた。

朝8:00出発、途中でおにぎりなど頬張りながら、一路小国町へ。
途中、「ゆうステーション」にて目的地への詳細な行き方を調べる。
ここは、地元の物産も売っており、周辺の観光施設・店舗へのアクセスマップも豊富にある。
また、施設内のテーブルではお茶がサービスされており、ほっと一息つくこともできる。
小国観光の拠点になる施設である。
ちなみに、設計は熊本県出身の葉祥栄さん

●戸無のそば屋にて、そばのダイアモンドを味わう
まず向かったのは小国そば街道の中の一軒「戸無のそば屋」。
小川が流れる雑木林の中に立っており、建物の雰囲気がとても良い。この店は小国そば街道発祥の地らしい。
以前、友人と行ったことがあるが、そのときはひどい二日酔いだったので、再チャレンジ。
「無量寿」と「十割そば」を注文。どちらも歯ごたえがあるが、味は「無量寿」の方がうまかった。
「無量寿」は、そばのダイアモンドと言われる部位を使ったそばらしい。
だけど、どちらも2800円ってのは少し高い気がする。

●リーズナブルで気軽に楽しめる「はげの湯」
次いで、はげの湯の「くぬぎ湯」に向かう。
はげの湯は、かつては知る人はほとんどいない温泉であったが、昭和60年頃の秘湯ブームから、名が知れるようになったそうだ。
ここの温泉は、湯量が豊富であり、24時間かけ流しの家族風呂と、地鶏の地獄蒸しが有名。
家族風呂は、1室50分貸し切りで1200~1600円。見晴らしも良く、ヒノキの浴槽でゆっくりでき、大満足。
残念ながら、蒸し料理を体験することはできなかったが、満足度が高い温泉というのも納得。
次は、山翠という旅館に是非行ってみたい。

●黒川温泉は賑わいすぎか?
最後に、黒川温泉の山みずきに立ち寄る。
連休ということで、人が本当に多い。
黒川温泉のメインストリート沿いには、新しく土産物屋・せんべい屋等ができていた。
新しい店舗ももちろん、黒川温泉のルール(建物の規模・色調等)を守っているが、やはりさらに賑やかになった印象。
あまりに人や店舗が増えすぎると、昔からの雰囲気が失われ、ファンが離れる可能性もある。
今後は客の量を制限する方向に動くのかもしれない。
現に、温泉組合としては、旅行会社のツアー客で立ち寄り湯のみの観光客には「温泉手形」を販売していないようだ。

●バリエーション豊かな旅を楽しめる小国・南小国
小国~南小国周辺には、黒川温泉という有名ブランドを軸に、はげの湯、岳の湯など、周辺はいくつもの温泉があり、その湯質やサービスの違いを楽しむことができる。
また、食についても、そば街道や地獄蒸しなど、特色ある料理があり、これらの組み合わせによっては様々な楽しみ方ができ、何度訪れても楽しめる観光地だと思う。
福岡から小国までは車で片道3時間で着く。
九州に住む幸せを改めて感じた一日であった。

  7-8-1.jpg 雑木林に佇む戸無のそば屋


  7-8-2.jpgそばのダイアモンド「無量寿」


7-8-3.jpgけっこうなボリューム


7-8-3.jpg「くぬぎ湯」の、ひのきの浴槽


7-8-5.jpg「山みずき」は、「新明館」の姉妹店

お盆の休暇を機に、ブログを始めました。

ブログを始めた目的は
①日々の仕事・生活で感じたこと、学んだことの記録。
②ブログを書くことによる頭の中の整理。
③ネット上での情報交換・交流の体験。
といったことです。

目的を、どこまで実現できるでしょうか。
とりあえず、何事も体験ということで。

文章の匿名性について、どうしようかと考えましたが、
実名を公開していこうと思います。

自分が他のブログを見るとき、
やはり匿名の情報は信頼性が低いと感じることがあります。
実名を公開すると、書き手にもある程度の責任が問われますが、
当面は名前を出して、拙文を書いていこうと思います。

皆様、よろしくお願いします。

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